10月の24日(火)に、つつじ学園集会室で職員向けのワークショップ第2弾
『廃材で作る手作り玩具と表現講座』を開催しました。
講師として、8月に園児向けワークショップ第1弾で企画・活動提供をしてくださった
『どんぐりさん』こと片山恵美子さんをお迎えしてのあっという間の一時間でした。
冒頭に片山さんから「遊びに答えはない、できる・できないもないのよ。」
とお話があり、また片山さんがご自身で行かれた研修では
「一つの玩具で10通りの遊び方をみつける課題があった。」と伺い、
スタートから既にワクワクしてきました。
牛乳パックや紙コップ、ポリ袋等で作る『箱カメラ』や
『空気ロケット』を悪銭苦闘しながら作り、
その合間にも絵本を読んでからの遊びの導入についてお話を伺ったり、
みんなでどんどん片山さんのお話に引き込まれていきました。
最後には、片山さんが型どり用意してくださった材料を使い『ねずみさん』づくりに没頭。
各々顔や手足の長さが違ったりと個性豊かな表情を見せる『ねずみさん』ができました。
できた時の職員の嬉しい顔ときたら。
元々、この企画は、いつも職員室でパソコンや書き物に向かい、
追われるような日々を過ごしている状況に、一服の清涼剤のごとく、
そして職員同士がワイワイガヤガヤ手作り教材を作る中で、
更なる遊びの発見やヒントを得て、日々の療育に生かせればというのが発端でした。
職員からは、
「セロテープの扱いがこんなに難しいとは。子どもの気持ちがよくわかった。」
「一つ一つの手づくり玩具に小さな子や障がいのある子でも
楽しく遊べるような工夫がたくさん考えられていて、とても勉強になった。」
「お子さんを楽しませるためのアイディアに溢れていて、
大人が楽しむことが大事だと感じた。」などなどの声が聞かれました。
「またやりたい!!」「童心にかえった。」
などの職員の気持ちが充電できた貴重な時間になりました。
お持ちいただいたたくさんの手づくり玩具や絵本、
手作り楽器についてもご紹介いただき、
終わった後も片山さんの机に職員が集まり、いろいろと見させていただきました。
翌日、職員室で「昨日作ったねずみを使って、ねずみの歌を歌ってみよう」
という声が聞こえてきて、「すぐに実践に活かされている、よきことよきこと」
と笑顔になりました。
片山さんは、どんぐりさんとして、
つつじ学園に『音あそび』の時間も提供してくださっています。
これからも、片山さんのお力をお借りしながら、
たくさんの気づきを増やしていきたいと思います。ありがとうございました!!
片山恵美子さんについて、少しご紹介です。
音のひろば主宰/OTO-TOYハウス代表/音と動きの教室 シュビールハウス講師
芸術と遊び創造協会 認定おもちゃコンサルタント
難病のこども支援全国ネットワーク 認定プレイリーダー
日本オルフ音楽教育研究会会員