一歩ずつ

平成24年から今のグループホームのお仕事をさせてもらっている。早11年だ。

振り返るといろいろなことがあった。いいことも悪いことも(笑)。

 

初めての日帰り旅行イベントで、ディズニーランドに行ったことはよく覚えている。

みんなの生き生きした顔が印象的。音楽に合わせて踊り出す人もいた。

そのあとは、いちご狩り、お花見、八景島などにも行った。

 

 

ハロウィンやクリスマスも楽しい時間を一緒に過ごせた。

 

 

 

初日の出を見に海まで行ったこともあり、その美しさには私自身も感動した。

 

 

夏にはきれいな花火を見に行くこともあった。バーベキュー、流しそうめんもやった。

 

いいことばかりではない。失敗したことも。

警察のお世話になることもあった。

救急車を呼ぶ体験も、帰ってもらう体験、救急車で病院にいく体験もした。

利用者さんを布団ごと運び出すこともやった。

不動産屋さんから苦情を受けることもあった。

 

いろいろあったが、いいことのほうが多いのかな?

 

どちらにしてもたくさんの経験をさせてもらっている。

ほーむ担当でしか経験できないことかもしれない。

 

たくさんの出会いもある。

利用者さん、世話人さん、職員さん、自治会の人、お店の人、

近所の人、会社の人、相談事業所の人、日中活動先の人、ドクターなど。

みなさんに感謝である。

 

最初は何もわからず始まったこの仕事。

1日目は1人での夜勤が不安でしかたなかった。

でも私は1日目からこの仕事が好きになった。

利用者さんの優しさ、純粋さを感じだからだ。

 

 

 

だんだん慣れてくると、利用者さんの生活を支援するということはどういうことか、

どうすればいいかいつも考えていた。

 

しかし、利用者さんができないことをできるようにするため、

支援ではなく指導になっていった。

それが間違っていることをまわりの先輩世話人さんに教えられた。

また、研修を受講することでたくさんの学びがあり、私の考えが変わっていった。

 

今私が思うことは、

その人を理解するのはとても大変で時間がかかることだなということだ。

本音を聞くことができるまでの関係性を築けるようになりたい。

最近聞いた、ある利用者さんの心の叫び。

「悔しい」

私はこれが聞けたとき、とても嬉しかった。

私に気持ちを言ってくれたことが嬉しかった。

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