事業団概要

設立までの歩み「社会福祉法人茅ヶ崎市社会福祉事業団趣意書より」

茅ヶ崎市は、昭和22年10月に市制を施行し、その後、東京、横浜への交通の利便性や恵まれた自然環境を背景に、急激な都市化が進み、平成元年12月には、県下で7番目の20万都市に発展した。
このように市勢の発展とともに来るべき21世紀を展望し、平成3年度を初年度とする茅ヶ崎市総合計画を樹立し、その都市像を「自然と人がふれあう心豊かな快適都市茅ヶ崎」と定め、市民と行政の確かな協調関係のもとにその実現をめざす政策を決定した。

茅ヶ崎市における社会福祉事業は、新総合計画の基本方針として、市民の理解と協力を求め、行政と民間が協働しての地域福祉推進を基本としており、また施策の方向としては、自立と社会参加の促進をめざし、障害者が安心して社会的な活動ができるよう、公共施設を中心に誰もが住みよい福祉のまちづくり、一般就労が困難な障害者に対する通所授産施設の整備を進めることとしている。

しかしながら現状を見ると、心身障害児・者通園施設(つつじ学園)が本市の障害福祉の拠点とはなっているものの、茅ヶ崎市福祉作業所、ふれあい活動ホームあかしあとの運営体制の違いもあり、施設間の協調体制や弾力性、さらには職員間の交流も乏しい現状にあります。
幸いにして関係各位のご協力により、平成4年度事業として、身体障害者通所授産施設を赤羽根地区に建設中であります。

この機をとらえ、今後の社会福祉事業の推進にあたり、柔軟性、効率性を踏まえ、多様化する福祉需要に対応しうる組織体制を整備し、効率的な福祉施設の運営の充実など、総合的な福祉施策を推進する方策を確立する必要が強まっております。
本日ここに、社会福祉法人茅ヶ崎市社会福祉事業団の設立を発議し、市民並びに関係各位の参与と協力をお願いする次第であります。

平成4年8月

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